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書籍『クレオパトラⅦの追憶』(デジタル版&アプリ版、発売中!)は、
2000年の時空を超える女と男の心理を丁寧に読み解き、
歴史の真実をあぶり出す、洗練された高貴で華麗な愛の物語。

クレオパトラⅦを追って、UPされたのが
『YOGA COSMIC SYSTEM 0・1の彼方へ 能力覚醒独習法』と
『般若心経&YOGA 四苦・八苦の彼岸へ』。
on tour 気分も味わいながら、舞台裏話へのご潜入を!

そしてon tourから、グ~ンとWARPして
YOGAと瞑想のブログ“Open! Mind & Body,”へ!!
2019.03.28

悪党(ピカロ)が行く、という痛快!

悪党の魅力というのはたしかに存在していても、それがどこから来るのかは
あまり真剣に論じられていないのです。」
と、鹿島茂 先生はのたまい、
『悪党(ピカロ)が行く』と題し、ピカレスク文学を紹介している。

pica.jpg

つねづね朝比奈は、「今日、本物の悪党がいなくなったなぁ」と、嘆いていたから、
同書を書棚で見つけた時には、小躍りして、早速bedに持ち込んだ。
近年は、社会systemの問題か、中途半端な教育の問題か?
悪党らしい、典型的な悪党がいなくなって、
悪党のStyleが、どうも中途半端のようなのだ!?
そもそも本物の悪党というのは、まず「自分は悪党である」という認識があり
日常の諸々の行為を、徹底して悪党らしい流儀で行うことに、命をかけているのだ!
ピカレスク文学に登場する“悪党”たちを見ていると、
現代の悪党たちは、性根が座ってないし、思想がない、手際が洗練されていない。

まず、中途半端の最たる例を上げれば、国会の証人喚問だろう。
なんとまあ、あやふや・軟弱・Styleがない! 悪党として、恥ずかしくはないのか?
そこへいくと、筋の通った悪党というのは痛快で、気持ちいい。チラ見してみよう!
まず、この場の登場人物を簡略に紹介。
「バルザックが創造した最大のアンチ・ヒーロー」「悪党中の悪党」ヴォートラン。
この男の与えた教訓は「外見を立派にせよ!」「汚れた下着は家で洗え」である。
うーん、ナルホド! 今日、大抵の男たちは、おおむね悪党合格!である。?
「汚れた下着を、コインランドリーで洗っちゃマズイかしら?」

ヴォートランは、「スペイン国王の密使としてフランス国王のもとに派遣された
カルロス・エレーラを殺害した上、化学薬品を使って顔を整形し、スペイン密使に
なりかわって、パリに滞在しているのだ。」
へー。
「化学薬品を使って顔を整形し」って、どんな風に?
薬品でできる整形って、まずもって、キレイな方向へは無理じゃない?
眉毛が取れちゃうとか、ケロイドが残る、メラニン色素沈着とか……。
でも、現代の美容整形技術は高度だから、目をみはるほどの美人は目白押しだけど。

そして、つづくヴォートランの説教がオモシロイ!
「お前は富という玩具を欲しがったが、それは手に入った。お前は目立ちたがっている。」
ジャーン! 抱腹絶倒! バルザックという男の、魅力の説得力である。
この「ピカレスク文学」を読むと、新聞記事に登場する
さまざまな事件が、味わい深く、クスッと笑えたり、
「あれ、まあ! なんとみっともない!『悪党が行く』をお読みあそばせ、先生方」
やぱり、みなさん、じめじめと純情なんですねえ。
痛快なピカロ(悪党)には、悪党の洗練が必要なのである!

*ヴォートランは『ペール・ゴリオ』『幻滅』『娼婦の栄光と悲惨』の
 三部作に登場します



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