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書籍『クレオパトラⅦの追憶』(デジタル版&アプリ版、発売中!)は、
2000年の時空を超える女と男の心理を丁寧に読み解き、
歴史の真実をあぶり出す、洗練された高貴で華麗な愛の物語。

クレオパトラⅦを追って、UPされたのが
『YOGA COSMIC SYSTEM 0・1の彼方へ 能力覚醒独習法』と
『般若心経&YOGA 四苦・八苦の彼岸へ』。
on tour 気分も味わいながら、舞台裏話へのご潜入を!

そしてon tourから、グ~ンとWARPして
YOGAと瞑想のブログ“Open! Mind & Body,”へ!!
2017.12.12

浅草という異次元

しばらくぶりの浅草である。6~7年ぶり?
以前は、納経や中国へ行く時の“おみやげ”小物を買いに、
また、昔ながらの便利goodsの定期補充のために、しばしば出かけた。が、
このところ、朝比奈の思考とかライフスタイルの転換で、コトンと
ご無沙汰をしていたのである。

「2017年12月8日(金)会場 浅草木馬亭」なるメールがやってきて、
「浅草木馬亭」に、朝比奈の神経が反応した。
山谷初男(はっぽん)が歌う 寺山修司は生きている! というprogram.
このprogram コンセプトは一緒で、場所はさまざま、毎年12月に開催される。
12月というのは、山谷初男&寺山修司の誕生月に因む、ということを、
今回、演し物の「講談オンパレード」で知った。
「講談」は、その昔々、TVで数回、しかもオバケモノを見たきりだ。

そもそも演芸という世界、雑誌の特集で浅草を取り上げたとき、
その歴史や浅草という世界の芸として、通覧したきりでほぼ真っ暗、
情報としての認識だけしかない朝比奈。
今回のお誘いは、千載一遇のchance! とばかりいそいそと、
通いなれたる浅草へ! 小雨そぼ降る霜月の宵、しっぽり暮れた仲見世の、
まばらに光る閉め残りの店々、戸を立てながらのその呼び声は、
心半々遠慮がち、あだなライトに蕭々と、浮かぶ五重塔ももう眠い。
褪せた記憶に導かれ、灯り頼りにやっとこさ、たどり着いたは木馬亭。

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Photo by sayot

シンコンカーンで「本日の演し物」の張り紙もなく、小さな待合い処に大きな男がひとり、
大きな男のでかい目で、ジロリと睨まれブルブルと、身を振るわせ声を掠らせ訊ねるは、
アクビをしている切符売りのオネエサン。
「“寺山修司は生きている!”は、どこですか?」
「それは、隣の方です」
と、大男が立ち上がった! そして朝比奈をジロリ。
うっ! と身を引く朝比奈。
「アサヒナさん」と、大男の大きなマナグがシッカと朝比奈の、
ちっこい目玉をぐにゃりと掴み、すっくと近寄りのしかかる。
あな、おそろしや! 肩のマントを掻き合わせ、ぶるぶる震える膝頭、
両足踏ん張りシッカリと、ちっこい両目で火花を散らせば、
ふたつのデカ眼は不穏の色合い、仁王立ち。
ウソ、ウソダ! これは、待ち合わせした、優しい隣室のオニイサンじゃない!
足の運びは隣の目的地。無事にcheck in を済ませても、心はふらふら落ち着かない。
ああ、朝比奈が若干、遅刻気味。
「携帯に電話したんですよ」
「ああっ! マナーモードになってる、何日間?
 解除の仕方、知らなーい。ごめんなさい。解除してください」
「ほら、ボクはこれだけ電話してる」
「Les Miserable!」
「それ、ボクの台詞」

講談そこそこオモシロイ。はっぽんさんは格別だ。隣の巨人も笑って拍手。
家路についても朝比奈は、小雨の中でブルブルと、巨人の歩調に小走りで、
「あのう、もう少しゆっくり……」と。巨人が歩調をゆるめても、
チョコチョコ朝比奈、追いつかない。ぼんやり滲む街灯は、涙加えてなお滲む。
ほっ! やっとエントランス、後はエレベータ、脚の長さは無関係、バンザーイ!


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