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書籍『クレオパトラⅦの追憶』(デジタル版&アプリ版、発売中!)は、
2000年の時空を超える女と男の心理を丁寧に読み解き、
歴史の真実をあぶり出す、洗練された高貴で華麗な愛の物語。

クレオパトラⅦを追って、UPされたのが
『YOGA COSMIC SYSTEM 0・1の彼方へ 能力覚醒独習法』と
『般若心経&YOGA 四苦・八苦の彼岸へ』。
on tour 気分も味わいながら、舞台裏話へのご潜入を!

そしてon tourから、グ~ンとWARPして
YOGAと瞑想のブログ“Open! Mind & Body,”へ!!
2018.06.11

老年について

先日、on bedで、『老年について』(キケロー著、中務哲郎訳/岩波文庫)を読んだ。
「注」を除けば、文字も大きく、78ページ、しかも「語り」だから、
ひと晩、寝入り端に読了できる。が、深い!

原題は『大カトー』、『老年について』は添えられた「副題」だったらしい。
ともあれ、BC234年にローマ南東24㎞のトゥスクルム、ザビーニー地方で、
農業に従事する父祖のもとに生まれ、80歳で次男を儲けたという
マルクス・ポルキウス・カトーが、語る。

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没年はBC149年(85歳)。
執政官・監察官・財務官・按察官・法務官などを
歴任したその人生は、質実剛健・深く高い哲学性を備え、
知略・実効性兼備の男の、大スケール絵巻である。
そしてこれが、『オデュッセイア』のような“物語”ではなく、
“本人の語り”(聞き手は、語り手の長男の義兄弟と、その親友)であることが凄い!

大カトーの、数々の軍功などは横に置き、当代きっての弁論家であり、
「ラテン語散文の父」と呼ばれたintelligenceをチラ見しよう。
イタリア諸都市の起源や習慣を記した『起源』、『農業論』などなど、
2000年以上にわたって、今日まで残存する著作の驚くべき
質実の高さには瞠目し、呆然とするばかりだ。

ふと、「これが、政治家か!」の念が脳裏をよぎる。
“セクハラだの加計問題だの、記憶にない”などの新聞記事が、
どうしてもfarce(挽肉の詰め物=笑劇)としか思えない。
政治家というヒトの意識・脳力は、途方もなく退化しているのだろうか?
しかし、“farce” を選んだのは、古代ローマ市民ではなく、現代日本の国民なのだ!


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