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書籍『クレオパトラⅦの追憶』(デジタル版&アプリ版、発売中!)は、
2000年の時空を超える女と男の心理を丁寧に読み解き、
歴史の真実をあぶり出す、洗練された高貴で華麗な愛の物語。

クレオパトラⅦを追って、UPされたのが
『YOGA COSMIC SYSTEM 0・1の彼方へ 能力覚醒独習法』と
『般若心経&YOGA 四苦・八苦の彼岸へ』。
on tour 気分も味わいながら、舞台裏話へのご潜入を!

そしてon tourから、グ~ンとWARPして
YOGAと瞑想のブログ“Open! Mind & Body,”へ!!
2019.02.21

たかが映画じゃないか

朝比奈は、映画好きである。その歴史は56年に及ぶ。
どのくらいの映画好きかといえば、中学1年生が、東映の監督さんに
シコシコと手紙を書き、「撮影所へ見学においで」と誘われ、
イソイソと、撮影所見学に足を運んだものである。現今ならフツーだ!
最初に見た撮影現場が、まだ駆け出しの松方弘樹さん。
松方弘樹さん? ああ、大河内伝次郎さんの息子さんね、という時代。

当時、東映現代劇の撮影所は東京練馬区の大泉学園にあり、
従妹の家が、隣の駅、保谷だったから、馴染みの感覚。
そこで見学。いろいろ仕込んだ技術用語なんかを必死に? 使い回し、
「なかなかいいねぇ、今度○○を撮るから××ごろ、また来なよ」てな具合。

そんな昔話はともかく、これもエート「1978年の出版」だから……、
『たかが映画じゃないか』山田宏一・和田誠の対談集(文藝春秋/980円)である。
そうそう、この本のオモシロサは、ハンパじゃない!
なにしろハリウッドの“楽屋落ち話”満載なのだから。
そして、和田誠のイラストがスゴイ! そんで、この和田誠サン、
イラストレーターになる決心をしたのは、最高に好きな男優
ジェームズ・スチュアートに出した、彼の似顔絵入りファンレターへの返事。
「ジミー・スチュアートと名前の入った便箋にタイプで打ってあってね、ちゃんと
本人が書いたらしい手紙だった」
それで“You seem to be quite talented”これが決心させた!?
というのだから、泣かせる!?

今日でも朝比奈、これは! と★★するモノには、
万難を排してイソイソと出かけるのである。
一昨年前までは、六本木ヒルズが自転車快適圏だったから、苦も無く日曜朝一出勤。
現在は、行きは下り坂ですいすい、帰りはウンコラドッコイショ!へろへろ。
しかし、陽気が良くなればルンルンである。だが、ものぐさ・ものずきは、
我が家自室のBEDの足の先、『たかが映画じゃないか』でケラケラなのだ!

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2019.01.15

幻想は、なぜ魅力的なのだろう?

ヒトは、ありもしない幻想を、なぜ? クダクダと頭の中に繰り出しているのだろう?
ふと、ネコとか犬、サルなどは、こんなことをしないのだろうか? と思う。
もう、だいぶ昔のことになるが、飼い猫が、寝言を言っているのを聞いたことがある。
厳密に言えば、「寝言」ではなく、「寝歌」であった。
何しろその「寝言」は、単純だがメロディーに乗っていたのだ!
そのメロディは、今でもハッキリ覚えていて、口ずさむことができる。
♪ふふふふふー、♪むにゃむにゃニャーン……というような歌であった!
旋律と彼女(雌猫)の、気持ちよさそうな声に聞き入っているうちに、
彼女がダイニングのイスから滑り落ちそうになっているのを、見逃してしまった。

ギャッ! ニャン! と、彼女は、椅子から床へ落っこちてしまった!
が、さすが「猫」である。さっと、体勢を立て直して立っていた!
そして彼女、とても珍しそうな顔つき、目つきで、飼い主である「私」を見上げている。
つまり、彼女は、「夢」を見ていたのだ!
目の前にいるヒトを、飼い主と認識するには、うまくツジツマが合わないような夢の映像?
しばらくすると、ホッと気付いたらしく、また、ニャーンと身体を私の脚にスリスリ。
そしてこのスリスリしながら見上げる目が、なんとも
“バツの悪そうな、恥ずかしそうな”表情であった!
「猫って、かなり高度な感情とその表現技術をもっているんだなぁ」と、感心・感心。

ヒトは、つぎつぎと、脳内に幻想を繰り出す。「夢」ではない、「幻想」である!
このところ、この幻想が、脳にとってとても重要で、
すごく価値があるような気がしている。
たまたま、「on bedで眠りに落ちるまでの読書」に、『秘密の武器』(J・コルタサル、
世界幻想文学大系/国書刊行会)を読んでいるせいなのだろうか?
幻想というのは、夢と違って、しっかりと客観性のある意識状態で、
脳内を放浪していく
という、稀有な魅力をもっている!
そして、この「脳遊び」に格別な力を発揮してくれるのが、ラテンアメリカ文学だ。
以前、このblogで紹介した(→コチラ)、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』など、
その雄である。そして今回、紹介するのは『秘密の武器』である。

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ちょっと、その中の1篇“追い求める男”を紹介してみよう。
一応、モノカキの端っこをケガシテいる朝比奈だから、「どこから、どのように、
日常・平常意識をすべり降りて、幻想の世界へ落ち込んでいくのだろうか?」と、
目を皿のようにし、鼻に拡大鏡を掛け、耳に集音機を付けて慎重に、ヒタヒタと
読み進める。ふむふむ、こう来るか!!

「疥癬に罹ったようなその椅子のあちこちからは黄ばんだ詰めものがのぞいている。」
「『相棒のブルーノは口臭のように忠実だな』挨拶がわりにそんな憎まれ口をたたくと」

と、いった具合である。
スゴイ! 机にオデコをぶつけてしまった!
なんてこった!この感性、連想、類推力は……、
だから、ラテンアメリカ文学はやめられない、止まらない。
こんなtequila(テキーラ)みたいにアチチな文学を飲みだすと、
そこいらのワインなんかは、ぶどうジュースである。そもそも、tequilaからして、
竜舌蘭(リュウゼツラン)の葉の基部の汁から作る、というのだから、
どこまでメクルメク幻想の世界なのか!? だから、コンナン読んでたら、
とてもとても、日本文学など………、腹へったーなのである、うん! ご一読を!


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2019.01.08

マリア・カラスと、お正月

暮れの30日に、仙台からYOGAの生徒さんが3人やってきた。
そのうちの1人は、正月3日まで朝比奈宅でYOGA合宿。
そして大量の正月食糧が、amazonから届いてビックリ! ヤッホー!!
5日間の滞在となった、妙齢・美人のオジョーサンは、
なんと! やたら料理がウマイのだ。ということで、
年末年始の朝比奈は、リッチな上げ膳&据え膳でルンルン。
ただただYOGA lesson と、もろもろオベンキョーの講義だけである。

元旦の午後、「ちょっとお散歩、お出かけしようか、お正月だから」と、
隠し持っていた新聞広告をチラリ。「MARIA CALLAS」である。
「いいですね、どこへ?」「有楽町」。しばし“有ぶら”してから映画館へ。
何よりの魅力は、MARIA CALLASの歌声と、stageの生録構成。
ナント! 贅沢なドキュメンタリーなのだろう!!
近年は、コノテの映画手法が増えている。それはそれは、とてもステキ。
“事実は小説より奇なり”との名言どおり、“日常性の深み”である。

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実は朝比奈、20数年前だったか、TV番組で
「引退したパリ時代のマリア・カラスの暮らし」をつづった映像を観ていた。
彼女のアパルトマンで、男友達とカード遊びとアルコールに依存していたマリア。
前後の脈絡は記憶にない。しかし、世紀の世界の歌姫が耽溺していった姿は
今回の映画より、リアルで肉迫するものであった。それは、その映像手法の
呼吸であり、カードを繰りながら指間から立ち上る紫煙のゆらめき、
彼女の豊かな胸の鼓動であった!
ああ、あの番組は、彼女のパリ生活そのものを映し撮ったものだったのだ!!
しかし今回の映画は、お宝資料映像による構成なのだ!
うーむ、厳しいなぁ……。media仕事をなりわいとする朝比奈、そう、あの
近松門左衛門の名言「虚実皮膜」のリアルを突きつけられたような気がした。

そして、ずうーっと、報道内容ではハッキリしなかった「船舶王オナシス」との
関係にも、ああ、そうだったのか! と情報時代の利得に納得!
名声と財力と女と男、そして、燃え上がる恋と深い愛。
オトナの女と男の「生のdrama」は、いつ見てもステキ、今年はいい年になるな。
なんと、リッチなお正月だったのだろう。


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2018.10.23

秋かぁ……やっぱり読書が美味い!

昨夜、満月にはまだ遠いが、いい月が悠揚と天空を散歩していた。
朝比奈はしばしば、on bedで月見を楽しんでいる。
あの、アバタ(クレーター)だらけの天体、しかも他者(太陽)の反射光で、
おとなしく浮かんで、いつの間にか動いていく月が、かくも美しいのはなぜだろう?
ああ、そうそう、朝比奈の会社名はBig Moonである! と、思い出した。
それで、いろいろ引っ越しした末に、寝ながら「月見」ができる所へ落ち着いたのか!
と、妙に感動してしまった。

「月見」ばかりともいかないので、on bedの仕事といえば読書サーフィンである。
おおむね「序の口」「二つ目」「真打」の順で進んで行く。
「序の口」の定番は毎度おなじみ、『サテュリコン』(→コチラ)。
この役割は、アッタマにきた! ショボン! どうしよう? などなど、
不本意な1日のclean up。何度読んでもイイヤツなのだ!
「二つ目」は日替わり定食で、
「真打」は、W・ハイゼンベルクの『部分と全体』。
これは、速読屋も1回に2~3ページが限度で、噛みしめるように味わっている。
おそらく、死ぬまでに何回も読ませてもらうに違いない、と思っている。
なぜ? それほど? とは、お読みいただくのがいい。

このblogで、しばしば“いい本”を取り上げているので、
「書評サイトへも投稿を」というお誘いを受けたことがある。
そのサイトを訪問してビックリしたのは、“おすすめ本”のアラスジとかハイライトの
ヌキガキがずらずら書かれているので、仰天!スッテンコロリン!
これでは……ということで2~3度書いて、頬かむりをしている。

もともと朝比奈は、「評論」は書けないし、書けるほどエラクもないし、
何より、評論なんてものはクソ面白くない、と思っている。
そもそも『部分と全体』などいう作品(書簡と会話と回想)は、評論など成り立たない。
ただ、ただ「これ、読んでよ」と、相手の目をじっと見つめたい。

戦争の足音の中で、強いられる原爆研究を、ジリジリとサボタージュしながら……、
悲痛な苦悩が透明に結晶化していく世界。ヒリヒリと染み渡る空気に、
バイオリンとピアノとチェロが力強く振動し、響きわたる……。

作家の作品ではない、理論物理学者たちの頭脳と心? から響き渡る
澄み渡った硬質な知性のたゆたい……なんと神経を洗練させてくれることだろう。
ふと、こうした「書簡・書」は、どれほどの人々に読まれるのだろう? と。
気軽に蔵書を貸し出す朝比奈だが、『部分と全体』は、誰にも貸し出さない。
もう、私の心身の「部分と全体」になってしまっているのだから。

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パウリとハイゼンベルク等が
ヴァンダールングしたジュラ山脈

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2018.08.31

ついに出た! 『マスコミ偽善者列伝』

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寺島実郎などは言うまでもない!
トマ ピケティの本を日本語版元に注文した時には
「明日、アマゾンに載せますから、よろしく」と。
Amazonから飛んできた純白の美しい表紙の本は、
翌日、ゴミ箱へ。古書店回しにすると、新本同様だからお金を払ってしまう
惨めな人が出かねないからだ。

池上彰さんは、すっかりマスコミ界の毒とお金を吸い込んで、
グズグズに崩れちゃいましたね。本質はなかなか「いいヒト」なのに。
“脳”を精進潔斎して、爽やかに復帰されることを願います。
瀬戸内寂聴さんの実力には、かつて、ひそかに驚きました!
たまたま美容院に置いてあった女性週刊誌で、
彼女の「身の上相談」への回答を読んだとき。ああ、これが人気の秘密なのだ! と。
大したものである!! 微に入り細に入り、高所から断定アドバイスを雨霰。
この偏見と断定こそ、価値があるのだ! 相談者たちは、もともと不確実性の中で、
右往左往している人たちなのだから、こうした「断定」こそ、
マトが外れていようと、アナクロニズムだろうと、価値があるのだ!
つまり、数億年にわたって女性のDNAに刻み込まれた単細胞行動、
これは心地いいのだ!

澤地久枝さんに「建て前を言いつのる」と言っては気の毒ですよ、加地伸行 先生!
? 澤地久枝さんは、ある種の女性たちに特有の、
「建て前と実態・本質」の区別がつかないヒトなのですから。
実は、このタイプの「頭のいい女性」は少なくないんですよ。
そこが、(言いにくいんだけど)「知的女性」と知的男性の異なるところなんです。
もっとも、実態と建前を承知で使い分け、ゴチャマゼにする男性も少なくないけれど。
「知的」といっても、どうも日本女性の場合は、その多くが情念を含んでいる!
そんな新手が、男性に斬新感を持たせるのかも知れないなぁ。

そして最後に、
加地先生は、とうにご承知と思いますが、ぞろり居並ぶ人々が、
金輪際「自分の言っているコトが、“建て前”などとは思っていない!」
その時バッタリで、けっこう本気でそう思っちゃってる、
それを斜に構えたTVが、ヤイノヤイノとおもしろ・おかしく持ち上げる、
猿回しみたいなモンですが、「有名人」好きの庶民の中には、
「へえぇ」と感心するヒト、世の中を斜に構えて生きる人々は、笑って楽しむ。
「辛口爽快エッセー」はおもしろそうだけど、そのうち加地先生が、
怒髪天を突くほど、ご立腹とならないか、血管と血圧を心から心配しています。
フレー・フレー!
朝比奈桐子 拝

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Photo by andeecollard


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