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書籍『クレオパトラⅦの追憶』(デジタル版&アプリ版、発売中!)は、
2000年の時空を超える女と男の心理を丁寧に読み解き、
歴史の真実をあぶり出す、洗練された高貴で華麗な愛の物語。

クレオパトラⅦを追って、UPされたのが
『YOGA COSMIC SYSTEM 0・1の彼方へ 能力覚醒独習法』と
『般若心経&YOGA 四苦・八苦の彼岸へ』。
on tour 気分も味わいながら、舞台裏話へのご潜入を!

そしてon tourから、グ~ンとWARPして
YOGAと瞑想のブログ“Open! Mind & Body,”へ!!
2018.02.14

永遠回帰の神話

また、手に取ってしまった。
『永遠回帰の神話-祖型と反復-』(エリアーデ著、堀一郎訳/未来社)である。
どうも、朝比奈の中で、何か“神話”に関するサインがうごめいているらしい。
今回はたぶん、「-祖型と反復-」に反応したのではないだろうか。

我々の生活の中で濃密に、意識するか否かはともかく、
「-祖型と反復-」が行われている。
誕生日から始まり、正月やクリスマス、結婚式や葬式などなど、
宇宙創造・再生などを彷彿させる儀式が、世界中各地で繰り返し続けられている。
近年は、ウェディング・ビジネスや葬式のセレモニー・ホール、
成人式や七五三などの、レンタル衣装ビジネスなども好況である。

エリアーデの『永遠回帰の神話-祖型と反復-』によれば、
「未開人の間では、儀礼だけがこうした神話的モデルを有するのではなく、
あらゆる人間の行為が神、英雄、もしくは祖先によって
太初の時にあたってなされた行為を、
どの範囲まで正確に『くり返す』かによって、
その効力が獲られるとされる事実を、このついでに注意しておく必要がある。」
と。

この内容の深さは、我々の“意識の、どの深み”にまで、
“その行為”の記憶が達し、温存されているのか、にかかっているようだ。
そこで、ふと、律儀に『くり返し』を行う人と、
ちゃらんぽらんに合理化してしまう人の差は、どこにあるのだろうか? と。
DNAへの刷り込みの強さ? 合理化する能力の発達?
考えられるのは、律儀に『くり返し』を行う人々ほど、“その行為の記憶”は
強力に刷り込まれ、その循環が繰り返されることになる。
だから宗教行事などは、厳密に実行されればされるほど、その拘束力を増す。
そして、そのうち、“刷り込まれた”行為に拘束され、自由意思・意識は束縛され、
『くり返し』の世界の、“刻々と意思決定をしないですむ”
安楽な心地良さに埋没していくのである。

人々は、作業リズムやダンス・リズムのような、繰り返しのリズムに、
心地よさを覚える。それは、心臓の鼓動に由来し、
日の出から日没のリズムに関わっているのかも知れない。
そう、リズミカルな繰り返し、思考停止・意思決定の停止……、
なんと、平和でのどかな暮らしだろう!
永遠に続く? 永遠回帰への、日々沈潜していた欲望を、
ほんの束の間、垣間見、味わわせてくれる……?

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Photo by anoldent


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2017.12.05

芸術と民衆を和解させる?

師走に突入し、慌ただしい日々。
唯一のくつろぎであり、楽しみは、眠りに落ちる前のon bed 読書である。
引っ越し本の収納をしていると、まあ、いろいろとオモロイ本が出てくるもんだ!
自分で購入することなく、だから意外な名品に出会えるのが、
朝比奈の役得である。先日見つけて取り置いたのは、
『マルセル・デュシャン論』(オクタビオ・パス著、
宮川淳・柳瀬尚紀訳/書肆 風の薔薇)である。
デュシャンと表紙デザインのユニークさに魅かれて取り置いたのだ。

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「デュシャン、そしてジョイスやカフカといった二十世紀の他の詩人たちとともに、
アイロニーは自分自身に向けられる。環は閉じられる。
ひとつの世界の終末であり、別の世界のはじまりだ。」
と、
なんともシチメンドーな、小難しい言葉がならんでいるが、
『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』とか、
『急速な裸体たちに横切られる王と女王』1912、などなど、
ワケわかんないけれど、うーん、そんな気がする、という作品写真が並ぶ。
サイコーにうれしかったのは『L.H.O.O.Q.,』1919、爆笑して足をバタバタ。

朝比奈は前々(子供のころ)から、
あの、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の『モナ-リザ』の、
微笑(の解釈)が気に食わなかった。それは、ダ・ヴィンチという
男を、知れば知るほど、深く笑えるのだ。
イタリア・ルネサンスという時代背景とともに、なんでまぁ、日本のガッコウは、
嘘っぽいこと(ヤボな真面目文化)を平気で教えるのだろう? と。
デュシャン万歳! ヒゲをはやした『モナ-リザ』、なんともリアル。
イタリア・ルネサンスの風が吹いてくる!
それはともかく、大衆のホンネの感性をワシヅカミにする、
「言語の裏側を示す、宇宙のもう一方の側、空虚な顔を。
それは意味作用を求める作品なのだ。」
と、パスは言う。ソウダ、ソウダ!


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2017.11.09

深い疲れに効く、優しさ

8月末の山形行きから始まった、朝比奈の引っ越し戦争。
自宅と事務所を合体させ、極度に軽量化と高速化を目指すプランは、
やっと終盤戦に突入し、目下は落穂ひろいに差し掛かっている。
相棒のSはついにダウンし、1週間ほど寝込んでしまった!
今週は、元気溌剌。取材や原稿書きもこなしながら、
引っ越しの後始末にも、相棒Fとともに精を出してくれている。

張本人の朝比奈は、ロウ体に鞭打ちながらシコシコと、
今後の機能性UPも目指しながら、確実かつ着実に、片づけに励んでいる。
それだけに? 疲労は深く厚く、沈殿してきている。
もちろん2人の相棒は、さまざまに心を砕きながら、サポートしてくれている。
しかし、こんな時にじいんと効くのは、なぜか?
男の優しさである。昨夜、書棚に収める時に取り込んでおいた、
『詩人のための量子力学』(白揚社)を携えて、bedにもぐり込んだ。
著者は、レオン・M. レーダーマン。ノーベル賞物理学者である。
「難解な量子力学の概念を、数式をほとんど使わずに、
やさしい言葉で解説した名著。」と帯に表記されている。

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次々となめらかに展開していく文章は、なんと、優しいのだろう!
ひたひたと、心? 脳? の襞に沁み込んでくる。
小説、物語には決してない、ピュアな優しさである。
このピュアな優しさは、おおむね、男性ならではの持ち味で、
朝比奈は、この種の優しさが好みである。そして、うれしい。
たぶん、なにかとドロドロした人間の心性を離れた、
アッケラカ~ンとした、ヴィヴィッドなかわいさが、心地いいのだろう。
ゆるゆると、ほどけるような、深~い心地よさに浸りながら、眠りに落ちた。


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2017.10.05

本気読書の“秋”がやって来た!

気温良好、湿度も快適、昨日は十五夜だったが、
ことさら夜は、読書が似合う。
年がら年中、毎晩on bedで、3~4種の読書サーフィンを楽しむ朝比奈だが、
「読書の秋」と言うだけあって、確かに、この季節はノリがいい。

3~4種には、その時々のセレクト理由がある。が、おおむね、
1)延々と取り組んでいる大作
2)時事・サイエンス系のオベンキョー本
3)お笑い&芸術(音楽・美術)系のアタマ・ウキウキ本
4)苦心惨憺、じっくりじっくりの根本的アタマ構築本 というジャンル。
上記のとおり“いわゆる小説”は、ほとんど読まない。

上記の1) と4) は、かなり重なる。
書籍名を上げるなら、カッシーラーの『シンボル形式の哲学』など。
なぜ、20歳代までに学校の先生は「その存在すら教えないのか!?」と思う。
哲学なんて無視!「数学はW抽象の哲学である」なんて、
カケラどころか、匂いすらかがせない!
教育は、単なる点数取りマシーンになる技術のみを教えるだけ?

70歳になって、朝比奈は、なぜ、数学がデキナイのか、根本がわかった!
カッシーラーの『シンボル形式の哲学』に教えられたのだ。
どのように? 朝比奈のアタマの構造は、シングル抽象しか理解できない、
神話時代直後の人々の頭なのである、と。
1つ、2つ、3つのミカンやリンゴは、それぞれ現物に対応する具象、
これを頭の中で計算(2+3=5)するのは、現物+数(カズ)という抽象=シングル抽象
ところが数学は、あくまでも“数(すう:カズではない)”という、
関係性の抽象概念で思考していく、「関数」の世界なのだ!
この事実を、なぜ、中学校で“関数”を教えるときに、教えないのだ!?

関係性の抽象概念は、ヒトの頭脳システムに、
論理性ができてくるにつれて、立ち上がってくる概念だ。
ミカンやリンゴに、1つ、2つ、という数(カズ)が貼りついている
神話的思考の段階から、ヒトの“脳システムの作動性”が進化することによって、
できてきた概念操作だ。 ? ということは、
朝比奈の脳システムは、神話時代人のシステムというわけ!

ここで、重要なポイントと解消手段が浮上!つまり、神話的思考脳から、
ピュタゴラスやアリストテレス型脳への進化方法デアル。
朝比奈のように現代の「神話的思考脳」保持者は、
シングル抽象は理解&操作できるが、ダブル抽象はアウト。
つまり、抽象概念と抽象概念(数字&数字/スウ)の関係性を操作できないのだ。
カズからスウへの移行である。英語では、Number(具象)→ Figure(抽象的)。
このカラクリを理解し、腑に落ちると、訓練のしようがあるのだ!

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Pythagoras

テキストは、文字という具象性の高いシンボルを並べるが、
数学は、「数」という抽象概念を、抽象概念で操作していく。
ここで、“数学”と“和算”の根本的な違いの根っこが見えた!
アルファベットVS漢字・仮名まじり文の、表記伝統。
アルファベットは、表音文字だ。
漢字&仮名は、表意文字である。表意とは、具象して見せること。
アルファベットは、単なる「音」の組み合わせである。
文字が具象して見せる伝統の中で生まれた和算は、あくまでも、
具象がベースにあるから、高等数学へは進めない、神話的思考なのだ!

関孝和
関孝和

漢字の本家、中国はどうか? なぜ、古代に数学が発達したのか?
インド・ヨーロッパ語族の中国の漢字は、
その形成時こそ象形文字だが、その使用法においては、表音文字である。
現代、中国語を習うとわかることだが、「表音」なのだ。
この根本的な問題が、古来、インド、中東、マグレブ地方と同様に、
中国で、数学が発達していた原因ではないだろうか?

海上の弧状列島に、たかまのはら(高天原)に、かむずまります(神住む)
神々が降臨したという、ヒノモト(日本)は、南洋の島々と同様に、
どっぷりと永く、永く、神話的思考のままで、生きてきたのではないか?
もちろんその中で、脳力の高い人々は、さっさと和算を離れて、
W抽象の数学へ飛び立ったにちがいない!


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2017.08.31

涼風の吹かない夜に

秋来ぬと 目にもさやかに見えねども
台風もどきに 驚かれぬる

ああ、なんと寝苦しいことか! クーラーの風にあきあきしてしまった。
なんか、こう、心身の髄からゾッ! と、涼しく身が引き締まることはないか?
そうだ! 隣室のオバケ棚を探索してみよう。
ドアを開けると、ひんやりカビ臭い風が押し寄せた。
天井ライトをフル・レベルにしても、な~んか薄暗い、が、まあいいか。
書棚のほぼ1本分は、オバケ本オンパレード。
古今、世界中のオバケたちが眠っている? 耳を澄ますと、何やら
ゴソゴソうごめいて作業をしていたり、ヒソヒソ密談中だったり。

知ら~んぷりして何冊か取り出して、go on the bed。
ふ~ん、ホドホドcool になってくる。ということで、
寝苦しい夜におすすめの3冊を、どうぞ。

◆さらり涼風、現代・都会的cool
『レキシントンの幽霊』(村上春樹/文春文庫)
すぅーっと微風が吹き抜ける、ソフィスティケイトされた軽い味わい。
寝苦しい夜には、ちょっとフラフラページをめくって、いつの間にか微睡に……。

◆昼日中から、ゾンビもジンボも闊歩する!
『ラテンアメリカ怪談集』(鼓直 編/河出文庫)
あの、シタタカでちょっとキュートなラテンアメリカのオバケたち。
日本の幽霊たちも、近ごろ研修を受けに出かけているとか!?
えっ!「だって、もう、ウラメシヤーなんて、やってらんない。
なぜって? みんなレストランになっちゃって、BGMも夏はサルサやボサノヴァ。
幽霊だって、トレンドとファッションに敏感じゃないと、やっていけなーい!」

◆ゾッ! と、背筋が冷たく硬直の本格派
『黒猫・アッシャー家の崩壊』(エドガー・アラン・ポー/巽孝之 訳/新潮文庫)
やっぱ、怖さといえばこの名人、“Poe”は別格?
構成からシチュエーション、微に入り細を穿ったディテールの積み上げが、
こちらのNEURON細胞にヒシッ!ヒシッ! と迫り、侵入し、
ああっ! と思った時には金縛り状態で、とんでもないドンデン返し。
すべて喪失してしまう、というゾッとする寒さ。
ウィスキー入りHot milkのご用意を!
怖くない! 恐くない! 大丈夫だってば!

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