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書籍『クレオパトラⅦの追憶』(デジタル版&アプリ版、発売中!)は、
2000年の時空を超える女と男の心理を丁寧に読み解き、
歴史の真実をあぶり出す、洗練された高貴で華麗な愛の物語。

クレオパトラⅦを追って、UPされたのが
『YOGA COSMIC SYSTEM 0・1の彼方へ 能力覚醒独習法』
そして『般若心経&YOGA 四苦・八苦の彼岸へ』。
on tour 気分も味わいながら、舞台裏話へのご潜入を!
2017.08.10

あなたは、女心派?or実存的女性派?

文芸評論家・斎藤美奈子先生の書評『男尊女子』(酒井順子著/集英社)
について、である(朝日新聞、8月6日日曜、2017年)。
同書を読んでもいない朝比奈が、こんな事を言うのはルール違反、
百も承知で「男尊女卑はとうに克服されたと思いきや……」に反論!
「怖くて楽しい」筆法をお褒めなので、朝比奈もそのうちに……。

“何をか言わんや”―――やっぱ、能力の高い自信あるキャリア-ウーマン女史には、
「夫をちゃんと立ててんのよーん」の、高度・巧緻な女心はわかんないんだろうなぁ。
〈会社でお茶を淹れたがる総合職の女子とかね〉①
〈男を立てねばと考える女は〉②
〈夫のことも「主人」と呼ぶ〉③
〈どこか自慢げだ。〉④

この書評は、“問題のコンセプト”の立て方がズレている、と思う。
性急に結論を言えば“この女性心理”は、斎藤先生のパラダイムとは異なる状況。
斎藤先生は「男尊女卑」という概念を、「私には家庭が大事なの、私にも
経済力はあるけど夫をちゃんと立ててんのよーん」と書いていらっしゃいます。
これが、彼女たちの認識と表現だとすれば、ちょっと時代錯誤のような気がしますが。
現代のかなり多くの、当該年代の女性たちは、
「自分もある程度キチンとした仕事をして、キラキラしたい。と同時に、
家庭の充実度も高く、夫はマイホーム・パパでありつつ実力派でいて欲しい」のでは?

斎藤先生の文の中に「『主人』派はどこか自慢げだ。」とあります。
女性が、自分の夫を現実以上に見せるために、一般的に使う手法です。
ここには、クラス発想が絡まっており、アクセサリーは高価に見える方がいい。
階級意識こそ、自分を飾る最高のアクセサリーなのでは?
つまり、自分という女性が、どれほど素晴らしい女性であるかを示すには、
周辺を飾り立てる必要がある。「ウチのとーちゃん」と「主人」のグレード感に注意!
斎藤先生は、「私にも経済力はあるけど夫をちゃんと立ててんのよーん。」と。
これは、ウーマン・リブ時代の女性たちの感覚では?
現代の女性は、「夫はステキな実力派だけど、キミも自由に飛んでいいよ、って」と、
少なくとも表向きには、そして何より彼女たち自身が、そう思っていたいのでは?

総合職の女子云々について。
彼女たちは、自分にとって“いい男”探しなら、何でも厭わない。
お茶淹れは男性市場へのPR&プロモーションで、男尊女卑とは無関係。
これはレース・クイーンのハイレグと同様に、キラキラなのです! ワカルかなぁ?
文中に「ゲッ、あの人もこの人も『主人』派か。」とあります。
どうやら斎藤先生は、“自分の周囲をグレード・アップすることで、
相対的に自分をグレード・アップして見せる”というレトリックをご存じない?
当然、ご存じですよね、ただ「そんなシャラクセー真似なんざ、やだね」と?

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Photo by Omarius 14


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2017.08.02

ああ、また英語のインチキ話ですか!

7月30日、日曜の朝日新聞記事「小学校英語 教える力って?」
驚いたのは、「発音気にせず まずしゃべろう」
タレント、パトリック・ハーランさんのコメントである。
「アジアでも欧州でも、非英語圏の国の人が日本で英語の先生になれるくらいの
英語力が身につくのに、日本ではなぜ難しいのか。」
この後、彼の自論が展開されるのだが……。

日本人の多くが、なぜ英語が苦手なのか? 
彼の論理は“恥ずかしい”に集約されていく。そして重要なポイントは、
「アジアでも欧州でも、非英語圏の国の人が……」というが、急所がわかっていない!
つまり、“アジアでも欧州でも”というとき、
日本列島という地勢に考えが及んでいないのだ。言語と地勢は切り離せない。
アジアを代表する中国(多言語国家である)も、ユーラシア大陸に位置し、
言語的には“インド・ヨーロッパ”語族である。
朝比奈は、ちょっと中国語を齧ってみて、驚いた。
中国語文法は、英語にとても近いのである!
そうだったのか! 中国は、インド・ヨーロッパ語族だったねぇ。ということで、
英語もできないのだから、中国語もダメダ! と、さっさと諦めてしまった。

島国・日本の言語体系は“インド・ヨーロッパ語族体系”ではないので、
文法が著しく異なるワケである。
「主語や目的語を省ける日本語と違い、英語は細かいところも言います。」と
ハーランさんは言うが、それは「省いたり」「細かいところ」という問題ではなく、
「I」、私という意思主体が、どのように「目的」に向かうかという、
認識と発想と意思と表現に関する根本的な相違なのだ。
言語とは、そのヒトの全人格を担うシステムである。彼は、
「発音気にせず まずしゃべろう」というが、多くの日本人の場合、
問題は、「発音」以前の「表現内容の構築」にある。
つまり、言語体系が異なるから、意思を言語で構築していくプロセスが違うのである。

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Photo by victorulijn

ここで話は大きく飛ぶ。だいぶ前、15年前? のことだが、
朝比奈のYOGA教室へ、米国人女性Aさんが入学する時のこと。
たどたどしい英語で朝比奈が説明している時に、
バイリンガルの生徒さんが見えたので、通訳を頼んだ。
ひと区切りついたところで、Aさんは「ワカリマス、ありがとう」と。
通訳の生徒さんが去った後、Aさんは「アサヒナさん、ダイジョウブ。
I can understand your deep YOGA mind. She’s not so deep.」
このとき、「言葉とは、真正の意思を発するものでなければならない」と。

クリスマスの時期に、Aさんがユダヤであることがわかった。
人種だけでなく、一切(ヒト以外の動物たちも)差別しない朝比奈の
心のありようがよほどうれしかったらしく、帰国前の最後の授業のとき、
レインボーカラーで「SENSEI」とプリントした紫色の、
すてきなTシャツをくれた。
言葉とは、何より、意思を込めるツール・手段なのである。


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2017.06.05

♂と♀とツケマ・ショウ

先日の午後、夕方近く、山手線の中で実におもろいショウ? を見た。
車内は空いていて、見はらしがいい。スマホいじりのほかは、高齢系である。
Oh! これは見ものだ! 朝比奈のトイメンで、化粧ショウが始まった。
いろいろパタパタ大胆にやっていたが、ついに見どころ、ツケマツゲ・ショウ!
手鏡片手に、百面相をしながら長いマツゲをハリツケているのだが……、
両眼終わってヤレヤレと思いきや、また、マツゲを取り出し、
先のマツゲの上に、重ねてハリツケているのだ!
重そうな箒で、バサバサとゴミを掃くようなシロモノの一丁上がり~。

吹き出しそうになった。眼のレンズをロング・ショットに変換し、
顔の全体像を眺めていると、脳内の神経システムの雑学が起動。
「視覚情報は50%で、あとは脳内に貯蓄されている情報が自動的に、かつ
テキトーに組み合わされて、認識ができ上がる云々」
ぷっ! と、こっそり吹き出してしまった。
つまり、彼女の脳内では、アイドルかなんかの映像50%が、
彼女の鏡像の50%と混じり合って、「ああ、魅力的になった!」と、ふむふむ。
世の中は、大自然のメカニズムは、なんと都合よくできているんだろう!

前に書いた、ドーキンス先生の『延長された表現型』(→コチラ)によれば、
このようなディスプレイは、孔雀の華麗な羽根開きショウをはじめ、
おおむね♂が行い、♀の方はその出来具合で♂を選ぶというのである。
ヒトの♀は、なんで反対なんだ?
この♀は、♂の本能とか習性を知らず、ひたすらコスメやアパレル会社、
はたまた、それらから大枚のアブクゼニを広告料として吸い上げている
女性向けメディアにたぶらかされているのね? 仕掛け人はけっこう♂だけど。

ここまで来て、察しのいい方々はお気付きかな?
“いい男”が、“いい女”だと思うのは、どんな女なのか、というカラクリ。
男心によれば、「男は絶対にいい男になりたい!」
この執念たるや、♂の存在意義そのもの、DNAレベルの問題なのだ!
どんな問題? “♂は♀に選ばれる”。そのためには、熾烈なバトルも辞さないのだ!
そもそも進化過程で、種の多様性を実現するために、染色体が1本足りない♂が、
♀の後に、誕生させられたのである。だから、優秀な♂ほど涙ぐましいほどの
戦いを繰り広げる。それをexciteさせ、鷹揚に見物するのが競争率の高い♀。
“競争率の高い♀”って、どんないい♀?
♂の競争&闘争本能のexcite control がウマイ♀。
だって♂は、競争相手を打ち倒すことにすべてを賭けてるんだから。

ファッションはロゴみたいなものだから重要だけど、
マツゲだのネイルだのって、♀化した♂には関係あるかもしれないけど、
でもこの関係って、あくまで♀化した♂自身の関係であって……。

とにかく結論。“いい男”は、♂同士を闘争させてナンボ。
もっとも、「闘争しないで私の言うままにしてちょうだい」というのなら、
好き好きだけど……、♂にはほど遠いロボット男? かなぁ。
まぁ、朝比奈好みではないし第一、ドーキンス先生は、
ESS(Evolutionarily Stable Strategy)つまり進化的に安定な戦略、ではない!と?

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Photo by Expressions By Tricia


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2017.01.17

なんてクリスタル! 初春の贈り物

14日の土曜日、午前中にYOGAレッスンを済ませ、
毎月1回の野暮用に、地下鉄東西線の東陽町へ出かけた。
毎回、野暮用の前に「とんかつ田」へ寄って、ヒレカツ定食をいただくのが定番だ。
この店は超オススメである。まず“とんかつ”の肉がいい、厚み・大きさにも納得。
揚げ油がいい、パン粉もいい。
キャベツと御飯は、おかわりできる、みそ汁はたいがいシジミ汁でGood !
季節のおしんこは自家製で、いい塩を使っている。
これで、ランチタイム・ヒレカツ定食は¥1000ポッキリなのだ!
港区の田町・三田・白金界隈から出かける朝比奈は、
毎回、レジの前で、深々と頭を下げるのである。

この度は、入口近くのカウンター席。
カウンターは、朝比奈の席横から直角に、奥へと延びているから、眺めがいい。
眺め直近の2人が、実に好もしい。清々しい人たちなのだ。
センター入試の日なので、場所によっては雪で大変らしい云々と話し、
どうやら理工系の院生らしい2人である。
朝比奈からは奥に当たる人、白く長い指で優美な箸使い。
手前の人は、近すぎて角度が悪く、良く見えない。

店内の奥を眺めながら、朝比奈の視界の右端は、優美な箸使いを追っている。
まるで、花びらの舞う春風の中でのどかにはしゃぐように、
うららかに話がはずんでいる。こんな透明な、うれしそうな顔を見たことが、
あったかな? と朝比奈は思う。と、朝比奈寄りの人の箸が、
すーっと、隣席の皿に延びた。カキフライを1個つまんで、自分の口へ入れた。
すると、奥の席からすーっと箸が延びて、朝比奈寄りの皿から、
食べかけのヒレカツひと切れがつままれ、奥の人の口に入った。
この時の、透明な、それでいて輝くような微笑みに、朝比奈の肩は落ちた。
なんと優雅で、阿吽の呼吸が美しいんだろう! そして、
2人を包む透明な幸せの雲は、なんてステキなんだろう!

都内をウロついていると、随所で、愛し合うカップルに出会う。
ふと、“女”というヒトが介在すると、この透明さが消え、
傍目には見え透いた駆け引きが絡まって、重く不透明になる、
あのいやらしさは、なんだろう? と思う。
店の外へ出ると、冬の太陽を浴びた、
まるで白い寒梅の花びらのような風花が舞っていた。
今年は、いい年になりそう。ありがとう! おふたりさん。

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Photo by tab2_dawa


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2016.12.16

時代と、男のエステ&スウィーツ

先日、地下鉄車内の広告で、“男性エステ”を見つけた。
興味シンシンで、じっと臆面もなく(婆さんらしく)見ていると、
全身脱毛というのがあった!
ふと、古代ローマの朝を思い出した。
ローマ市内の、中流層が暮らす地域には毎朝、男性の悲鳴が轟くというのだ。
ローマ市民の中流以上の男たちは、毎朝、奴隷たちに体毛を抜かせる、
その、悲鳴だという。

ふと、数年前のことを思い出した。
朝比奈のオフィスに在籍していた、ある20代の男の話。
何かのタイミングで、彼は「自分で、抜いていますよ、ほぼ日」と。
「キャー痛そう!」と朝比奈。
「毎日、ぼちぼちやってると、痛くないんですよ。それに、
あの集中感がたまらなく心地良い、一種のクセになりますね」と彼。
イタリアを1~2年ぶらぶらしてきた男で、常にフレグランスを漂わせている。
「感覚的なものですね。ボクらからみると、黒太のスネ毛モジャなんか、
気持ち悪いですよ」と。

ふむふむ。車内広告を眺めながら、日本の一般的な若い男たちも、
イタリア並みになったのか、と思った。
電車を降り、ホームを歩いていると、巨大な広告!
売店の背面、全面広告は「男のスウィーツ」というキャッチに
ドーンとアイスクリームをトッピングしたケーキだ!
立ち止まり、じっと眺めながら「日本の男も進化したなぁー」と感動。
ふと、ヨーロッパに出たとき、パートナーがにこにこしながら、
さまざまなスウィーツを買いあさり、満足げに食べていたことを思い出した。
もちろん日本にいても、ケーキを買ってくるのはほとんど彼であったのだが。
もちろん、ワインもブランデーもウィスキーも、充分にやる。

うん? すると、日本文化における「男とスウィーツ」の関係は、
歴史的に、どうなっているのだろう?
朝比奈の文化人類学的興味が、むらむらと湧きあがってきたのである。

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Photo by nicubunu.photo


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