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書籍『クレオパトラⅦの追憶』(デジタル版&アプリ版、発売中!)は、
2000年の時空を超える女と男の心理を丁寧に読み解き、
歴史の真実をあぶり出す、洗練された高貴で華麗な愛の物語。

クレオパトラⅦを追って、UPされたのが
『YOGA COSMIC SYSTEM 0・1の彼方へ 能力覚醒独習法』と
『般若心経&YOGA 四苦・八苦の彼岸へ』。
on tour 気分も味わいながら、舞台裏話へのご潜入を!

そしてon tourから、グ~ンとWARPして
YOGAと瞑想のブログ“Open! Mind & Body,”へ!!
2019.01.15

幻想は、なぜ魅力的なのだろう?

ヒトは、ありもしない幻想を、なぜ? クダクダと頭の中に繰り出しているのだろう?
ふと、ネコとか犬、サルなどは、こんなことをしないのだろうか? と思う。
もう、だいぶ昔のことになるが、飼い猫が、寝言を言っているのを聞いたことがある。
厳密に言えば、「寝言」ではなく、「寝歌」であった。
何しろその「寝言」は、単純だがメロディーに乗っていたのだ!
そのメロディは、今でもハッキリ覚えていて、口ずさむことができる。
♪ふふふふふー、♪むにゃむにゃニャーン……というような歌であった!
旋律と彼女(雌猫)の、気持ちよさそうな声に聞き入っているうちに、
彼女がダイニングのイスから滑り落ちそうになっているのを、見逃してしまった。

ギャッ! ニャン! と、彼女は、椅子から床へ落っこちてしまった!
が、さすが「猫」である。さっと、体勢を立て直して立っていた!
そして彼女、とても珍しそうな顔つき、目つきで、飼い主である「私」を見上げている。
つまり、彼女は、「夢」を見ていたのだ!
目の前にいるヒトを、飼い主と認識するには、うまくツジツマが合わないような夢の映像?
しばらくすると、ホッと気付いたらしく、また、ニャーンと身体を私の脚にスリスリ。
そしてこのスリスリしながら見上げる目が、なんとも
“バツの悪そうな、恥ずかしそうな”表情であった!
「猫って、かなり高度な感情とその表現技術をもっているんだなぁ」と、感心・感心。

ヒトは、つぎつぎと、脳内に幻想を繰り出す。「夢」ではない、「幻想」である!
このところ、この幻想が、脳にとってとても重要で、
すごく価値があるような気がしている。
たまたま、「on bedで眠りに落ちるまでの読書」に、『秘密の武器』(J・コルタサル、
世界幻想文学大系/国書刊行会)を読んでいるせいなのだろうか?
幻想というのは、夢と違って、しっかりと客観性のある意識状態で、
脳内を放浪していく
という、稀有な魅力をもっている!
そして、この「脳遊び」に格別な力を発揮してくれるのが、ラテンアメリカ文学だ。
以前、このblogで紹介した(→コチラ)、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』など、
その雄である。そして今回、紹介するのは『秘密の武器』である。

cortazar.jpg

ちょっと、その中の1篇“追い求める男”を紹介してみよう。
一応、モノカキの端っこをケガシテいる朝比奈だから、「どこから、どのように、
日常・平常意識をすべり降りて、幻想の世界へ落ち込んでいくのだろうか?」と、
目を皿のようにし、鼻に拡大鏡を掛け、耳に集音機を付けて慎重に、ヒタヒタと
読み進める。ふむふむ、こう来るか!!

「疥癬に罹ったようなその椅子のあちこちからは黄ばんだ詰めものがのぞいている。」
「『相棒のブルーノは口臭のように忠実だな』挨拶がわりにそんな憎まれ口をたたくと」

と、いった具合である。
スゴイ! 机にオデコをぶつけてしまった!
なんてこった!この感性、連想、類推力は……、
だから、ラテンアメリカ文学はやめられない、止まらない。
こんなtequila(テキーラ)みたいにアチチな文学を飲みだすと、
そこいらのワインなんかは、ぶどうジュースである。そもそも、tequilaからして、
竜舌蘭(リュウゼツラン)の葉の基部の汁から作る、というのだから、
どこまでメクルメク幻想の世界なのか!? だから、コンナン読んでたら、
とてもとても、日本文学など………、腹へったーなのである、うん! ご一読を!


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